毎日営業 8:00-02: 00
ルーブル宮のマルサン翼、リヴォリ通り側に位置した装飾芸術美術館はコレクションの貴重さから見ても美と実用性を融合させた装飾芸術の美術館としては世界で最も重要な美術館のひとつです。
装飾芸術美術館は職人技への賛美と共に、様式の進化や技術の革新、創造性そして日常生活の環境へのアーティストの影響などに関する作品を展示しています。またフランス式の生き方、フランス人の好みに関与した重要人物達にも敬意を表しています: ブール、セーヴル、オービュッソン、クリストフル、ラリック、ギマール、マレ・ステヴァンス、ル・コルビュジエ、ぺリアン、スタルクなど 。
11室の時代別の部屋「period rooms」が見学工程を区切り、それぞれのストーリの中で展示品をよみがえらせながら空想の世界へと導いてくれます。その中でも美術館の代表作であり、アールデコ時代の傑作、アルマン・アルべール・ラトゥーによる「ジャンヌ・ランバンのアパルトマン」は見逃せません。
また、コレクションは中世から今日までの概要を家具、デザイン、玩具、宝飾、モードとテキスタイルそしてグラフィックデザインを通して紹介しています。
ホテル・ラ・タミスもあるこの地区に調和がとれたモード部門は装飾芸術美術館にとって重要な位置を占めています。モードとテキスタイルのコレクションはポスターや広告作品同様、光に大変敏感なことを理由に企画展でのみ公開されています。今日、美術館は3世紀から今日までの150、000点以上の衣装、テキスタイル小物、写真やデッサンを所有しているとみなされています。オートクチュール、特にフランスのオートクチュールの始まりから今日までの希少価値の高いアンティーク作品を集結させています : ポール・ポワレからポピー・モレーニまで、マドレーヌ・ヴィオネからクリスチャン・ラクロワまで、クリスチャン・ディオールからイヴ・サン・ローランまでなど。
どのような装いを追加しようか想像しながら宝飾ギャラリーを見学することもできます。もし、モードの歴史に興味がおありでしたら16区にあるモード美術館ガリエラ宮を訪問するのもおすすめです。